変位制限構造および落橋防止構造に求められる性能について
変位制限構造および落橋防止構造は、道路標示方書に示された落橋防止システムの一部であり、下記の設計地震力に対して、耐荷力を有することが求められます。
(変位制限構造) 設計地震力 Hs=3×Kh×Rd (道路標示方書V耐震設計編15.5.1)
(落橋防止構造) 設計地震力 Hs=1.5×Rd (道路標示方書V耐震設計編16.3.1)
緩衝アンカーピンは、求められる強度に応じて適切なピン径の製品を選択することにより、上記に示した変位制限構造・落橋防止構造のいずれに対しても、適用が可能です。 また、製品として鋼棒に緩衝ゴムを取り付けることにより、国土交通省関東地方整備局「既設橋梁の耐震補強マニュアル(案)」に示された「衝撃的な地震力を緩和するためゴムパッド等の緩衝材を用いて耐衝撃性を高める構造とする」の要求に対しても、これを満たす構造となっております。
(旧 NETIS登録番号:SK-110013-VE)
※緩衝アンカーピンは、新技術としての掲載期限を終了しております。
※緩衝アンカーピンは、新技術としての掲載期限を終了しております。
緩衝アンカーピンを縦型にして使用した場合、1つの構造で橋軸方向および橋軸直角方向の2方向の作用力に対して、対応が可能な効率的な構造です。
丸型鋼棒に緩衝ゴムを取り付けることにより、鋼棒のみのアンカーバータイプの構造と比較して、衝撃力の緩和性能に優れています。
緩衝部の衝撃力緩和については、実験によりその効果が確認されています。
※製品のサイズにつきましては予告なく変更する場合があります。
アンカーピン/S45CN(HDZ35仕様) | 緩衝ゴム/クロロプレンゴム+アラミド繊維 | ||
ナット/SS400(HDZ35仕様) | 割ピン/SUS304(半丸線) | ||
ワッシャ/SS400(HDZ35仕様) |
※製品の仕様につきましては予告なく変更する場合があります。
施行例